2024年7月、体温を越える酷暑が続きます。
用事があって千葉県の九十九里町に行ってきました。
海水浴場で知られる片貝海岸の近くです。
お昼に、蛤ラーメンで知られる「九十九里らぁめん くくり」に寄ってみました。
前から気になっていたラーメン店です。
昼間の営業時間は11:30~13:30です。この前、13時すぎに行ったら、スープが売り切れたとのことで、食べさせてもらえませんでした。
そこで今日は12時前に行きました。今度はお客さんは誰もいません。
ラーメン職人というよりは真っ黒に日焼けした漁師が似合うマスターが一人で暇そうにしていました。
お店は海岸通りに面したバラック建てで海の家のような建物です。
先に食券を購入し番号札をいただきます。
薄暗い店内に小さな照明がいくつもぶら下がっています。テラス席のような窓際のテーブル席とカウンター席、丸テーブル席があります。私は窓際のDIYで作ったような板張りのテーブル席に座りました。
初めてなので、まずは定番の「九十九里らぁめん(醤油)」980円を注文しました。
スープをひと口すすると潮の香りと煮干し&蛤のダシが口の中にいっぱいに広がります。
普通の醤油ラーメンに較べて少し塩気があります。トッピングは千切り茎わかめ、煮卵、チャーシューとシンプルです。
麺はもちっとした中太ちじれ麺です。麺をすするとスープをしっかりと纏ってつるつると口に入ってきます。
美味しいですね!の一言に尽きます。スープは残らず飲み干しました。
次回はこれも美味しそうな「蛤と煮干しの昆布水つけ麺」を食べてみたいと思います。(しかし遠いのでなかなか行く機会が無い)
「九十九里らぁめん くくり」は2024年2月に開業した「豊洲 千客万来」に出店しています。東京近辺の方でも豊洲に行けば「九十九里らぁめん」を味わうことができます。
【後記】
今回は注文しませんでしたが、この店は「蛤ラーメン」2000円が評判です。しかし、観光客向けで地元の人はあまり食べないようです。
メニューで見た感じは「九十九里らぁめん(醤油)」に蛤が2個トッピングされただけです。従って、蛤がひとつ500円に相当します。私はそこまでして蛤を食べたいとは思いません。
追伸:蛤ラーメンは出汁を100%蛤でとっているそうです。
私が子供のころは砂浜で蛤がたくさん採れました。貝殻の模様がいろいろあって綺麗です。
砂浜で遊びながら、蛤とりの漁師の後ろを付いていくと、取り残した大きな蛤を拾えました。
味噌汁の具に入れて食べると美味しかったのを憶えています。
その後、蛤が採れなくなったので稚貝をまいて養殖するようになったようです。
どんどんと蛤の値段が騰がっていきました。
最近では蛤は高級な貝になってしまいました。代用品として「ホンビノス貝」が多く出回るようになりました。しかし、蛤の上品な旨さには勝てないようです。
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