九十九里町の鰯ラーメン「なかみち」 イワシの深い味わいと濃厚スープ、白飯が進む

 本日、親せきの初彼岸参りの帰りに、千葉県・九十九里町で鰯(イワシ、Sardine

)の煮干しラーメンを食べました。


豊潤な香りの煮干しラーメンはよくありますが、イワシの香りのする煮干しラーメンは珍しいです。


かつて、九十九里浜はイワシの優良な漁場でしたが、現在はまったく獲れなくなってしまいました。私が子供のころは、朝、浜の地引網で上がった新鮮なイワシを行商人が自転車で売りに来ました。


海岸近くに住んでいた叔父さんに地引網に連れていってもらって、大人に混じって一緒に地引網を曳き、バケツに魚をもらって帰った記憶もあります。


新鮮なイワシは臭みもなく刺身で食べられます。ちょっと弱ると臭みがでますので、煮干しにしたり、天日でイワシの丸干しにして食べると香ばしくて美味しく頂けます。


昔は獲れ過ぎて、砂浜で干して飼料や肥料にして出荷していたそうです。海岸から最寄りの駅まで、出荷用の専用鉄道(九十九里鉄道)が敷かれた位で、現在も線路跡が残っています。


このように、イワシで育ったような私なので、イワシの煮干しラーメンは是非に食べたいラーメンでした。



スープをひと口すすると、都会の上品な煮干しと違った、イワシ特有の魚臭い濃厚な出汁です。白飯と一緒に食べるとちょうどよい味になってご飯が進みます。

麺は少し硬めの細麺で、シコシコした食感です。

「特製・煮干し香る中華そば」だったのでたっぷりのチャーシューと煮卵がのっていました。





「九十九里町 NAKAMICHI(なかみち)」


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